香取慎吾が初主演！今年の「ほん怖」25周年スペシャル：見どころと人気エピソードまとめ

高校3年の詩織は、夏休み明けの事故で足を骨折し、しばらく学校を休むことに。父は単身赴任中、母も仕事があり、詩織は一人で留守番をしていた。ある日、インターホンの音に気づいた詩織が窓の外を見ると、赤いコートを着た黒髪の女性が斜め前の家の玄関先に立っているのを見つける。

次の日も、インターホンの音に耳を澄ます詩織。窓の外を見ると、今度は別の家の前に昨日と同じ女性が立っており、何度もインターホンを鳴らしている。苛立ちから窓を開けると、そこにはもうその女性の姿はなかった……

• 脚本
  • 三宅隆太
• 演出
  • 鶴田法男
• 出演
  • 久保有紗 ー 堀北真希
  • 長澤美奈子 ー 桐谷美玲
  • 田山由紀 ー 佐藤千亜妃
  • 石堂　瞳 ー 仲村瑠璃亜
  • カラオケ店店員 ー 鈴木浩介

クラスメートの久保有紗（堀北真希）たちは、いつものカラオケに飽きてきたため、真面目な少女長澤美奈子（桐谷美玲）を誘ってカラオケに行くことにした。しかし、下校時刻のカラオケ店はどこも満室で、やっと見つけたカラオケ店の6番の部屋を利用することになる。店員（鈴木浩介）はその部屋を勧めないが、有紗たちは気にせずに入ってしまう。

部屋に入ると、美奈子だけが不気味な雰囲気を感じるが、有紗たちは気にせずにカラオケを楽しむ。歌っている最中、有紗はふと美奈子の母親からのメールを見てしまい、それをきっかけに美奈子を元気づけようと一緒に歌うことにする。真面目な美奈子の新たな一面に驚くクラスメートたち。そんな中、カラオケのモニタ画面に突然ノイズが走るが、有紗たちはあまり気にしない。しかし、美奈子だけがじっと画面を見つめていた。その日から、彼女たちの周りで異変が起こり始める……

圭介（増田）は、友人の誠人（波岡）と賢司（出口）に連れられて、心霊スポットを巡るドライブに出かけた。雑誌の記事を頼りに、赤い服を着た女性の霊が現れるという電話ボックスを訪れるが、何も起こらずに失望する三人。次に向かった別の心霊スポットへと向かう途中、山道で若い女性（嶋崎）が道路の真ん中を歩いているのを見つける。誠人が急ブレーキを踏んで事故を回避するが、圭介は嫌な予感を覚える。車をゆっくりと走らせて女性の横を通り過ぎた後、誠人と賢司は彼女を車に乗せて家まで送って行くと言うが、その決断が彼らに予期せぬ恐怖をもたらす……

一也（高田）と有紀は、初めてのデートで夜景を楽しもうと閉鎖されたホテルを訪れる。階段を上ってホテルにたどり着くと、目の前には見事な夜景が広がっていた。ロマンチックなムードの中、有紀は何か特別なことを期待するが、一也はその気持ちに気づかず、有紀を呆れさせてしまう。急に不機嫌になった有紀に戸惑いながら、一也は彼女のために飲み物を買いに行こうとする。階段を下りようとしたその時、下から黒い影がゆっくりと上ってくるのが見えた。一也は警備員だと思い、有紀と共に物陰に隠れるが……

萌（吉高由里子）は友人の梨加（平田薫）を格安の温泉旅行に誘う。二人が到着した旅館では、女将の飯野（小柳友貴美）が部屋へ案内してくれる。その部屋にはついたてがあり、萌がその裏をのぞくと、シミだらけのベッドが現れる。奇妙な雰囲気に包まれる中、二人はこの旅館で予期せぬ恐怖に直面することに……

翔太郎（佐藤健）は恋人の夏海（高橋真唯）と共通の趣味である釣りに出かけた帰り道、夏海が運転する車の助手席に座っていた。ふと道の傍らに古ぼけた電話ボックスを見つける。その電話ボックスには、若い女が背を向けて立ちつくしている。明らかにこの世の者ではない雰囲気に、翔太郎はその女に見入ってしまう。車が電話ボックスを通過し、翔太郎が振り返ると、すでに女の姿は消えていた……

綿引昌代（大島優子）は同級生の佐山久美（山本ひかる）から泊まりに来て欲しいと頼まれ、久美の家を訪れる。久美は道で片方の赤いイヤリングを拾って以来、部屋で変な音が聞こえるようになったという。そのイヤリングを何度捨てても戻ってくることに不気味さを感じ、久美は昌代に泊まりに来るように頼んだのだった。その夜、2人が寝ていると、「ドンッ」という微かな衝撃音が聞こえ、昌代が目を覚ますと……

圭太（向井理）は大学卒業後、仕事を変え続け、4つ目の就職先としてアパートを提供してくれる倉庫会社に就職する。恋人の晴美（木村文乃）に手伝ってもらって引っ越すと、部屋にはくもの巣が張り、排水溝からは長い黒髪がごっそり出てくる。引っ越しが終わると、晴美は日曜日にも関わらず仕事に戻ってしまい、圭太は晴美が自分から遠のいていくように感じて不安を抱く。

その夜、圭太が寝ていると天井からミシミシという音がする。上で何かやっているのかと思う圭太。しかし、毎晩続く天井からの音に悩まされる中、会社の先輩たちから前に同じ部屋に住んでいた社員が失踪したという話を聞く。行くところのない圭太は我慢して住み続けるが、表情には日々疲れが刻まれていく。

引っ越してから12日目、ギシギシという音がさらに激しくなったその夜、圭太はついに驚くべきものを目にしてしまう。部屋には恐ろしい過去が隠されており、恐怖はまだ始まったばかりだった…。

転職したばかりの男、彰芳は、ある日Ｙ字路で赤い爪の女を見かける。その女の正体が気になりつつも、日常生活を続ける彰芳。ある日、車に乗ると…。

研修医の直樹（藤ヶ谷太輔）は、ハードな仕事に追われる日々を送っていた。深夜、病院内の廊下で女性の姿を見かけ声を掛けるが、途中で見失ってしまう。その後も背後からのストレッチャーの音や、資料室での突然の不気味な出来事が続く。ある日、手術中に赤ん坊の大きな泣き声を耳にし、さらに不安に襲われる。直樹は、巷で「Ｘホスピタル」と呼ばれるこの病院にまつわる噂を耳にする。果たして、直樹の周りで起こる恐ろしい現象の正体は何なのか……

山辺夏美（石原さとみ）は、取引先から車で帰社する途中、山道で迷い、荒れ果てた廃墟にたどり着いてしまう。その場所は「S銅山」と呼ばれる閉山後の心霊スポットだった。そこを訪れて以来、社内で不思議な現象が次々と起こり始める。上司や部下が次々と体調不良を訴え、入院する者まで現れる事態に。再びS銅山を訪れて怪奇現象を終わらせようとする夏美に、想像を絶する恐怖が襲いかかる…。

仕事になじめず東京から地元へ帰ってきた鈴木翔太（玉森裕太）。幼なじみの早瀬知美（谷村美月）は翔太の帰郷を喜ぶが、翔太の周りでは誰も居ないはずの場所に人影が見えたり、知美からのプレゼントのマグカップが急に割れたりと不可解な現象が続く。ある日、翔太が実家に帰ると玄関や部屋の隅に盛り塩が置かれており、理由を尋ねても母（伊藤蘭）は口ごもる。その後も不可解な事件が続き、そのたびに現れる白い服の女の影…。一体彼女は何者なのか。そして明らかになる翔太の過去とは……

小島洋介（バカリズム）はある日、飲み会で取引先の女性社員、川田千鶴（吉本実憂）から絵馬をもらう。しかし、その後、千鶴は取引先を辞め、洋介の会社内で次々と不可思議なことが起き始める。それは絵馬による呪いなのか……

清掃会社に勤務する稲葉秀一（手越祐也）は、他人と関わるのが苦手で、大学卒業後に特に目標もなくこの仕事に就いた。ある日、古びたマンションの清掃を担当することになり、エレベーターでサラリーマン風の中年男と乗り合わせる。エレベーターが上がるにつれ、蒸し暑かったはずなのに突然寒気を感じ、妙な物音が耳に入り、不気味な空気を感じる。そして先にエレベーターを降りた秀一が振り返ると、赤い服を着た長い髪の女が中年男に張り付くように立っていた。

程なくして、秀一が忘れ物を取りに再び駐車場に戻ると、その中年男が飛び降り自殺を図っていた。恐怖に立ち尽くす秀一。しかし、現場検証をする鑑識員の背後には、またあの赤い服の女が立っていた……

ファミリーレストランでアルバイトを始めた近藤萌絵（葵わかな）は、バイト先で同い年の藤本裕子（今田美桜）と知り合い、裕子から姿見をプレゼントされる。ある夜、萌絵が寝ていると、部屋に置いてあった姿見に異変が起こる…。

宮岡真衣（中条あやみ）は、半年前に事故で両親を亡くし、幼い妹の宮岡彩花（粟野咲莉）と生活していた。生計を立てるため、大学も辞めて休みなく働く真衣。ある日、仕事からの帰りに団地のエレベーターを降りると、何かの気配を感じ、下を見ると全身真っ赤な女がこちらを見上げている。最初は同じ団地の住人だろうと思った真衣は、バイト先の居酒屋の常連客・吉岡（昴生）にもその話を笑い話のように話し、普通に生活していた。しかし、徐々に違和感を覚え、吉岡の職場の後輩・大谷（泉澤祐希）から突然「最近、何かおかしなこと、なかったですか？」と聞かれる。そして、この赤い女によって、身の毛もよだつような恐怖が真衣に襲いかかる…。

工務店の現場監督として働く佐々木彩（上白石萌音）は、老舗旅館から宴会場の改築を依頼され、温泉地を訪れる。設計士の木島宗次（片岡愛之助）から渡された設計図には、出入り口のない奇妙な和室が描かれていた。不審に思いながらも工事を進める彩だったが、現場では次々と職人たちに不可解な出来事が起こり始める。なんとか最終日を迎え、木島から現場の最終確認を任された彩は、異様な雰囲気を感じながらも恐る恐る改築された和室に入る。そこで彩が目にしたものとは…。彩をこの世ならざる恐怖が襲う……

声優を目指しながらコールセンターでアルバイトをしている峰岸玲奈（橋本環奈）。ある日、一息つこうと給湯室で休んでいると、「キュルキュル…」という奇妙な物音と人影のようなものが通り過ぎたことに気付く。不思議に思いながらも仕事を続けていると、上司の鷺沼浩一（山中崇）から地下の倉庫に商品サンプルを取りに行くように命じられる。バイト仲間の伊藤麻美（恒松祐里）とともに倉庫へ向かう2人。麻美は倉庫に着くと、緊張した様子で足早にサンプルを取り出していく。すると、再び「キュルキュル…」と奇妙な音が聞こえてくる玲奈。不審に思い麻美に「他の人も来ているのか？」と聞くと、麻美の表情が一変して…。不穏な気配と不気味な音が、2人の身に迫る……

人気アイドルグループ・ももいろクローバーZのメンバーとして活動する高城れに。スタッフやファンに支えられながら充実した日々を送る中で、彼女は“ある悩み”を抱えていた。実は昔から人より霊感が強く、ツアーで全国各地のホテルに泊まるときなどに、金縛りや怪奇現象に襲われていたのだ。ある日、高城はメンバーに連日の金縛りや不思議な心霊体験について相談することに。しかし、百田らからは「（金縛りなんてよく）あるある」「疲れがたまってるだけ」と相手にされず…。

そのとき、メンバーがいた部屋の壁掛け時計の針がありえない勢いで動き始め、急な怪奇現象に一同絶句。時計の針が止まった時間は、前夜に高城が恐怖を体験した時間と全く同じだった。日々そんな恐怖体験を重ねる高城だが、金縛り以外にもさらに気になることが頻繁に起こっていた。取材やコンサート終わりなど、何をしているときも何者かの視線を感じ、何者かが“憑けてくる”気配を感じ続けていた……

カフェの責任者として開店準備に奮闘する絵美（白石麻衣）は、同僚の有紀（志田彩良）が更衣室でけげんな表情を浮かべていることに気付く。有紀のロッカーの中には人の形にも見える染みがあり、何かにおびえる有紀を心配した絵美は、自分のロッカーと交換する。しかし、その日を境に、更衣室からうめき声が聞こえるようになる……